福田康夫首相は8日夕、北海道洞爺湖サミット会場のザ・ウィンザーホテル洞爺で、ロシアのメドベージェフ大統領と会談する。政府関係者によると、首相は4月下旬に訪露し、大統領就任直前のメドベージェフ氏と会談した直後、その印象について「自分より背が低い」と周辺に優越感たっぷりで語っていたという。身長差では自信を深めている首相だが、さて、袋小路に入っている領土交渉では優位に立てるのか-。
旧ソ連時代を含めてロシア首脳として初めて北方領土の“地元”北海道に降り立ったメドベージェフ大統領(42)は、「大男」のイメージが強いロシア人にしては極めて小柄だ。そのためか身長は公表していないが、約162センチと判明している。
ちなみに、プーチン前大統領(首相)も決して大柄ではなく、身長は「国家機密」扱いだ。しかし外務省幹部によれば、プーチン氏が平成12年9月に初めて公式訪日した際、講道館から柔道着を贈呈されることになり、日本外務省の事前に照会にクレムリンが170センチと伝えてきたという。
これに対し福田首相(72)の身長は171センチ(首相官邸ホームページ)。ロシアで「強い指導者」ともてはやされたプーチン氏はもとより、30歳も若いメドベージェフ氏にも身の丈ではリードしており、「背が低い」発言はいかにも嫌みが好きな首相らしい。
むろん、首脳外交と身長は関係ない。「イケメン」と評判のメドベージェフ氏の見かけはソフトだが、なかなかの嚀凄腕(すごうで)との見方が強い。7日にメドベージェフ氏と初会談したブッシュ米大統領は「自信に満ちたパートナー。何かをやるといったら実行する男だ」と最大級の賛辞を贈った。
8日の日露首脳会談ではやはり領土問題の行方が焦点になるが、法律家のメドベージェフ氏だからといって、領土は1島たりとも返さないとのロシア側の対日戦略の原則は容易に変わらない。会談でメドベージェフ氏は、「解決への意欲」や「交渉の継続」といった「決まり文句」を繰り返すにとどまるとみられる。
福田首相は身長でのアドバンテージをそのまま、領土問題をめぐるトップ交渉に生かせるのか。「外交の福田」を自負する首相の腕の見せ所である。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080708-00000912-san-pol"Дорогие товарищи, ваш Медведев ростом не вышел! Я выше вашего ИКЕМЕНА!", - сказал 171см гигант мысли господин Фукуда в свои почтенные 71 года на отмороженном саммите в Хокайдо.